(Run) マラソンを引退します(笑)

激励イラスト

昨日(11月25日)に河口湖で開催された富士山マラソンのフルマラソンに参加してきた。
このフルマラソンに対する感想、富士山マラソンのレポート、気になったことを書いてみる。

<感想>
30kmを超えてペースがガタ落ちしてからゴールするまでの間、どうしても頭の中で
「オレがしたかったのはこれぢゃなかった」感。
いや、好きでエントリーして、好きで走ってたはずなんだけど、何か違う。
高校の時、サッカー部に1年くらいいたけど、それ以外ほとんどスポーツとは縁遠い生活をしており、1年前までは、ランニングする知人の気がしれなかった。
そんなオレがランニングを始めたのは、Nike+Runingというアプリの存在を無視できない。

これを使うために走りはじめたと言っても過言ではない。こういうデバイスとアプリケーションによって、何でもないことが楽しくなることは、スゴクいいと思う。
前にも書いたけど、手段のためには目的を選ばなかっただけだ。

なんで、「これぢゃなかった感」があるかというと、マラソン本番が全然ソーシャルぢゃないわけよ。まぁ、確かに沿道の皆さんの声援は本当にチカラになったし感謝してるんだけど、走ってる人同士のコミュニケーションも、ネットの向こうから応援してくれる人の声も立ち止まって端末見ないと確認できないし、なんだか楽しくない笑。
いや、マラソンは孤独なスポーツなんだろうけど、オレ、孤独はキライ。寂しん坊なんだようw

転じて5月に出た100kmハイクでは、1000人以上の参加者同士のコミュニケーションもあるし、ネットの向こうの仲間の応援がとても嬉しかった。
歩いてると端末操作する余裕あるからね。
これは、オレが走る目的が「コミュニケーション」であることの表れと思う。
したがって、コミュニケーションの存在しないフルマラソンの大会参加は、オレにとっての「これぢゃなかった感」の原因と思う。

というわけで、楽しく走れる20kmのハーフマラソンなら、出るかもしれないが、フルマラソンはもういいわ。一回で十分。だってこれが目的ぢゃないんだもん。
というわけで、「引退宣言」。
いや、だからっつーてランニングは止めないと思うけどね。

感想の報告に「いいね!」してくれたたくさんの友人知人には悪いけど、そんな感じ。

<レポート>
すでにたくさん報道されてるけど、渋滞酷かった。あと、ゴール地点でソフバン繋がらない。
これ以外はそんなに問題なかった気がする。初回のマラソン参加だから比較できないけど。

3時起き、4時出、のはずだった。嫁さんと娘に起きてもらって一緒に連れて行くんだったので、彼女たちの準備に引っ張られて出発は4時15分。
その時点で友人の山中さんからはこんなtweetが。

首都高を少し速めに走って、同じ大会に出場する会社の同僚の女子エンジニアのマリコを迎えに池尻へ。この時点では予定の時間に追いついてた。5時ちょい前に池尻発。
246三軒茶屋でUターンして3号上りに乗って、池尻JCTまわって、C2で西新宿JCTから中央。
クルマは多かったけど、渋滞はなく、予定通り6時ちょい前に河口湖まで3kmの地点に到着。
そこから渋滞。
ちょうど夜が明けて来て、富士山キレーだねーとか言って写真撮ってた。

スタートは8時15分。その時点ではあと3kmで2時間以上かかるとは思わなかった。
7時近くになった。あと2.7km。1時間に300mのペース。算数でわかる。間に合わないよねw
マリコと着替えを開始。あったかウエアはすでに下に着てたし。
マリコが予備で持ってきてた百均ポンチョを防寒着替りにもらって、7:15クルマを降りた。

渋滞に並んでるクルマの中にはゼッケンつけてヤル気満々の人がたくさん。
いや、それ、絶対まに合わないっしょ。って人が5000人もいたとはねぇ。

その地点で高速の残り1.5km程度か。出口からスタート地点までは約2km。
小走りで高速の路側を行く。同じように走りはじめた人もちらほら。
スタートには間に合う感じだったので、マリコが予約してた記念品を受け取りに河口湖駅前のイベントブースに寄る余裕。
とはいえ、小走りで3kmちょっとのウォーミングアップを完了。ちょっと長いよなw
湖畔到着8時ちょい過ぎ。本来は7時半締め切りだった荷物預かりはまだやってたので、
マリコの荷物を預けて、スタートの行列についた。スターターは菅原文太。ほんとか?w

とりあえず、スタート地点の群集の中で号砲を聞けたのは、7時過ぎのあの判断と
運転手がもう一人いたから。嫁さんと娘に感謝。ただ、オレの着替えは全てクルマの中。

無事スタートして、直後は富士山の写真を撮る余裕。

13kmの給水所で昔からのトモダチの大庭さんにご挨拶できた。

グラフみると、一目瞭然だが、25kmくらいまで、抑えめに走って、最後まで走り切ろうと思っていたのだが、30kmあたりで脚が動かなくなった。呼吸は全然つらくないし、
どっちかってーと寒いくらいで、もうちょっとカラダを動かしたいのだが、もう動かない。
甘いモンとがバナナとか食べればいいのかと思ってバナナももらったけど、変化なし。

30km過ぎで、ヘソの下あたりで鈍痛がするので、トイレ入ってみたら、真っ赤の血尿。
以前にも長距離走った直後になったことがあって、その時に調べたら、「中高年が急激な運動をした時に発生する症状で、病気ではない」とあったので、
特に心配したり動揺したりはしなかったのだが、この状態になると、何がこまるってーと、「ずっとオシッコしたい感」。
その後は時々歩いたり、屈伸したり、頑張って走ったり。まぁ、30km超えたら魔物がいる、ってのは、これか?とか思ってみたり。中高年は楽ぢゃない。
この後数回トイレ入ったけど、数滴の血がしたたる程度、ちょっと根本が痛い。

残り5kmくらいで嫁さんから電話。「娘をゴール地点に派遣した」とのこと。
そのちょと前にマリコからゴールの連絡。「荷物受取り所にいます」。

オシッコしたい感とともにゴール。手元計測では5時間切ってたが、速報では5時間8分
目標の4時間半には届かなかったので、まぁ、あとは誤差(負け惜しみ)

ゴール直後に娘が駆け寄ってくれたが、手ぶら。
えー着替えはー?どっちにしても嫁さんはクルマで渋滞を往復している、というので、しばらく待ってちょうどやってきたクルマに飛び乗って、着替え。
それまでの間、オレと娘の端末(softbankのiPhone)で嫁さんに電話しまくったが、つながったのは1回だけ。当然マリコへの電話も通じない。と思ったら、マリコ、端末、クルマに置きっぱぢゃん!をい!
ソフトバンクの繋がらなさ具合には参った。仲間と会えない人多発してるんでわ?
人力でマリコの検索を開始。事情を説明して荷物受取り所の横にクルマを停めさせてもらい、嫁さんが検索に。(おれは歩けなかった)
「マ”リ”コ”ー」と自分の娘を探すように大声出して探しまわったらしい。
お預かりしたヨソの娘さんに何かあったら大変だと思ってたらしい。
嫁さんが戻ってくる直前にマリコがクルマを発見して、駆け寄ってきてようやく合流。
走ったかっこで寒いし、サイフないし、携帯もクルマに置いてたので、よほど不安だっただろう。
(と思ったら、小さな出会いがあったらしく、災い転じてなんとやらかも)
ゴールして1時間以上してからようやく着替えたマリコと帰路へ。
途中、河口湖駅前で参加の記念品はもらったが、完走証のメダルはどこでもらえるのかわらず。

中央高速に入ったあたりから、調布までずっと渋滞。マリコを送り届けて19時。
自宅に戻ったのは20時。フロ入ってビール。うまし。

 

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