(お父さん) 老害にならないために

国や自治体の言ってる通りにやってると、ワクチン接種がいつになるかわからない50代も後半、アラカン世代の老害予備軍として今回のオリンピック関連のドタバタで強く感じた事があった。それは、「自分の認識を常にアップデートし続けることを止めた瞬間に老害化が始まる」ということ。

・女性委員は話が長いという性別で区別した評価は今の時代では受け容れられないアップデートができなかった人
 →「女性=話が長い」というステレオタイプ的認識から抜け出せず、それを公言してしまい退場になった
・オリンピックといえばアベベと東洋の魔女を信じてオリンピック開催に疑問をはさまなかった人
 →オリンピックという世界的イベントの中止について検討すらできなかったが、結果的には存命
・日本の象徴的なものは火消し・大工・長嶋茂雄というまったく時代錯誤な昭和の少年の感覚のままイベント企画した人
 →どれもこれも日本国内でのコンテンツであり、国際的にはまったく認知されていないの知らんかったん?

などなど、年寄たちが自分たちが若かったころに刷り込まれた価値観や認識を改めることなく責任ある立場になって老害を遺憾なく発揮する。
地元出身の選手の金メダルに噛み付いたり、女子ボクシングの選手に見当違いの意見を言うなど、閉会式が終わっても後から後から笑。オリンピックによってあぶり出されたもののひとつは日本の老害による支配と感じた。それにしても目も当てられない事象がこれでもかと発生するのは、よほどそういう老害がはびこっている証左だ。

かくゆうオレ本人も野球の選手たちのユニフォームのパンツが長いことに違和感を感じてSNSに投稿したりしてしまっていたが、これも野球選手のパンツは短くて、タイツを見せる(オールドスタイルって言うんだってね)べきという古い認識をアップデートしていなかったからに他ならず、大変反省したわけだ。

だから、若い人はもっと頑張れとか、選挙へ行けとか、面倒くさい説教はする気はない。
とにかく、自分が老害とならず、社会活動を継続するためには、自分の認識を常にアップデートすることを強く意識しながら過ごしていく、という決意表明ってことで。