(時事) 「ひつじや」復活と聞いて行ってみたが違う店だった件

2022年の5月まで自宅から徒歩圏内に「ひつじや四谷三丁目店」があったのだが、この店舗は移転のため閉店してしまっていた。閉店するまでの間、夫婦で月数回、何なら週1回くらいは通ってた店だった。ランチのプレートは700円とかだったので、近所のどんな外食よりも満足感の高いお店だった。


四谷三丁目店が閉店してしまった後も、その味が忘れらずに新宿店に遠征してひつじ料理を楽しんでいたのだった。

そして飛び込んで来た悲報は2023年2月で全店撤退というショッキングなものだった。夫婦で今後あの味が食べられなくなるのかと悲嘆にくれていたのだった。

ところが、先日こんな記事(わけあってリンクなし笑)を友人が共有してくれたので、早速予約をした。

訪問前に妻がいろいろ調べていたら、こんなページを発見。裏はとれていないが、元オーナーが細々とやっているサイトがあり、そこの掲示板にはこんな事が書いてあった。

サイトは前述の通り、本当に細々とやってらっしゃるようなので、もし、お困りでしたらお手伝いしましょうか、レベル。万が一当記事が真オーナーさんの目にとまったら問い合わせフォームから連絡いただければお手伝いしますよ笑
話は戻ってお店のこと。店の前に着くと看板は別の名前、ひつじやの屋号は張り紙で貼られていた。

なるほど。看板の店の名前(アジアンダイニング&バー M.C.KITCHEN )で検索すると、食べログでは休業となっている。口コミでは今年の3月まではこの店名で書き込みがあるようだ。前述の記事内の写真では看板部分はキレイにカットされていて、なかったことになっている。
そして真オーナーのものと思われる書き込みにある新松戸の店も食べログで発見した。ここは営業中のようだ。
「ひつじのたたき」を比較するとこんな感じ


確かに似ている。玉ねぎの付け合せも同じだ。味も大差はないかも。しかし、これ以外に2品(シシカバブとマヨネーぜ)を頼んだのだが、ソースの味が全然違う。ひつじや独特の味ではなくて、一般ウケに振った居酒屋メニューだった。ワインもサイゼリヤより安かったはずだが、そんなこともなかった。やはり直前にゲットした別の店という情報は正しかったようだ。カレーまでは確かめずに店を後にした。うむ、やはりこれは「ひつじや」とは到底認定できない。真オーナーらしい人の書き込みや食べログの情報から勝手に想像してみると、
○数年前にお店の人を引き抜いた日本人が新松戸にRB’sというお店を始めた
 →真「ひつじや」が営業停止
  →新松戸店の人が小川町の似た業態の店を居抜きでゲット
   (借りたのか買ったのか、はたまた店名とメニューを貸したのか?など詳細は当然不明)
   →Webメディアで「ひつじや復活」記事を掲載(広告なのか記事なのか不明)
    →「ひつじや」ファンが行ってがっかり
とこんな図式であると思われる。勝手な想像であって、まったく裏取りはしていない。
もし、こんなストーリーだとしたら、真オーナーさんが逆境の中、再開を目指して精一杯で自店の名を語る別の店のことなど気にいしていられないであろう状況の中でこの新松戸の人は「ひつじや」を名乗る店を2軒やってるということか。ラーメンで言えば二郎のインスパイヤ系の店が「XX’s二郎」という店名で二郎的なラーメンを出してるってことだから、暖簾分けを受けた系列店以外でそれをやったら、アウトでしかない。
フォルクスワーゲン社だって、日本のクルマにVWマークをつけたクルマにはVW社が猛クレームをしてアメリカでは没収されてしまうほどの罪となったようだ。
ただ、救いとしては、細々と(しつこい)やってるサイトには、「5月に四谷駅から5分のところで再起動オープン」というマーキーが流れているので、真「ひつじや」新四谷店がオープンしたあかつきには必ずや訪問して羊を腹いっぱい食べたいと願っている。

↑看板メニューのひとつ「チェニジアのぎょうざ」