(クルマ) シェア電動キックボードLUUPに乗ってみた

乗り手のマナーとか交通法規の緩和とかで何かと話題の電動キックボード。
シェアする仕組みがあって、出始めの頃LUUPというサービスに申し込んでいたのだが、自宅の近くにステーションがなく、勤務先の近所にもステーションがないということもあり、一度も乗らずにそのままにしてあった。
ところが、金曜日にふと、自宅から15歩のところにあるマンションの1階の駐輪場にステーションができているのを発見。

そんじゃあ乗ってみっかということで、日曜日の日中、新宿駅南口の東急ハンズに行くのに使ってみた。ヘビーユーザーである友人のなべちゃんから30分無料クーポンをもらって、ステーションへ。

ハンドルにあるQRコードを読ませて送信すると解錠され、目的のステーションを設定する(乗車後に変更可能)。
乗車開始ボタンを押すと、メーターに表示が出て、ヘッドライトとテールランプが点灯する。これで準備は完了。乗り始めることができる。

スマートフォンホルダーが標準装備なんだが、ナビで使えって事なのかしら。
右ハンドルにあるレバーを押すとモーターが回るんだけど、停止状態で押しても動かない。ある程度足で蹴って動き出したところで押すとグイーンと加速して走り出すが、時速15kmのところでリミッターが効いてそれ以上出ない。思ったより遅いぞ笑。マラソンで言ったらサブスリーだからまあ、オレよか全然速いけど、大迫傑さんよりは遅い。街で走っててもチャリにビュンビュン抜かれる。どれくらい遅いかっていうと、これくらい。

ヘルメットなしで公道を走れるのは40年ぶりの快感ではあったけど、遅い。とはいえ、電動だし、坂道は楽ちん。リア寄りに乗っちゃうとフロントに荷重がかからず不安定になるので、センターより少しフロントに荷重かかるように乗ると安定するっぽい。フロントはサスペンションあるけど、リアはリジットだし。
気になる料金は最初の10分間が110円(税込み)、その後1分あたり16.5円(税込み)。だから30分乗ったら440円という計算。
時間制ということで、途中寄り道して用事を済まそうとすると、その時間も課金されている。今回、往路では2箇所寄り道をしたので、2kmちょっとのところを54分かかったので、836円(うち440円はクーポンで割引)だった。うーん、これ、タクシー使っても多分同じくらいじゃないかなーという感じ。帰りはバビュンと15kmでぶっ飛ばして帰ったので、20分を切って242円だった。なるほど。なので、このサービスはあちこちうろうろするのには向いてなくて、走らない時間帯があるなら積極的に返してしまった方がお得になると思われる。そうすると自分の行きたい場所とステーションがいかに近いか、が問題ということになるが、新宿区内はまだそんなにステーションが多くないので、うまく使わないとあまりお得ではない、ということか。

ヘルメットなしでこがなくていい二輪車に乗れるのはやっぱり気持ちいいし楽しい。ほぼ立って乗るので視点も高いし、スピードも出なので、車両としての法規を守っていれば、そんなに危険じゃなさそう。誰かを傷つける可能性はさほど高くないかもしれない。大きな通りでの右折は二段階右折ではなく、降りて歩行者として右折することを推奨されているので、その点も納得はいく。ただ、左折レーンのある交差点を直進する場合もやっぱり左折レーンから直進するということだけは納得いかない
オレは普通自動車免許は当然持っているし、中型二輪(400ccまで)の免許も持っているから車両としての交通法規の守り方とかルールは一応わかっているつもりだけど、免許なかったり自動車免許しか持ってなくてスクーターを運転したことがない人が運転する場合はなれるまでちょっと慎重に乗った方がいいなあ、とは思った。どこがどう、と具体的には言えないんだけど、周囲を走っているクルマが自車(キックボード)をどんな風に見ているかを認識したり、周囲のクルマや歩行者の動きをちゃんと予測して危険回避できるか、ってことかしら。とりあえず、もうちょっと回数乗って楽しんでみようかと思う。