(IT) 謎に見える壁のLANケーブルに見る「遺言」

ThreadsというMeta社が始めたX(twitter)みたいなSNSがあるんだけど、緩く楽しんでいる。
知らない人の投稿にいいねしたり、返信を書き込んだりしているわけだが、なんだか、ちょっと昔の牧歌的なSNSなタイムラインに育ってきたので、心安らかに眺められるようになった。
いいねしたり返信したりした投稿のカテゴリーを覚えてくれているらしく関連する話題をチョイスして表示してくれるので、だれかをフォローしたりしなくても好みにあったタイムラインになってくるのがいいのかもしれない。
ちなみに現在のオレの非表示ワードは「ウインカー」「エスカレーター」「カメラ」「ミラーレス」「一眼」「誕生日」など。
ウインカーとブレーキどっち先だ問題、エスカレーター右は歩け問題、カメラビギナーへのマウント発言などを忌避するためだ。
ブロックしたアカウントは数知れず。

前置きが長くなった。そのThreadsに短期間に似たような写真の投稿があり、にたようなコメントをしてしまったので共有しておく。

最近引っ越して、自宅のLAN配線を自分でやったこともあり、作った人の考えに思い当たることがあったので、それぞれコメントは残しておいた。
思うにこれは、謎でもなんでもなくて、「遺言」であると。
実際には全然違う理由でこうなった可能性はあるが、オレの推理はこんな感じ。

オフィス用のフリーアクセスフロアの部屋の場合はLAN配線は「スター型」にできて、フロアのセンターHUBから各所へケーブルを延ばすことになるが、一般家庭の場合は、スター型の考えはあまりなくて、CD管で一筆書きのように建物の中を蛇行させて通し、それをうまいこと使って配線するしかない。なので、LANを使わない途中の部屋でもケーブルがを経由させていることがある。または、過去にその部屋にHUBがあったが、後日移設された場合でも同じ状態になる。
この場合、壁の内側でケーブルをつなぐ(それはそれで面倒くさい)、または新たにケーブルを引いて(それもかなり面倒くさい)、その部屋には何も出さないことも可能だが、そんな事情はドキュメント化されて引き継がれるわけもなく、後任者や次の住人はまったくわからないので、あらたに担当する(住む)ことになった彼らはLAN配線の変更をしようと思ったらまずは配管が壁の中をどう通っていて、ケーブルがどう通っているかを確認する必要が出てきてしまう。
しかし、写真のように「ほら!ここでLANケーブル折り返してますよ!」というのがわかれば、障害対応時にも便利だし、増設時にもわかりやすい。多分、ではあるが、こういうことをする人は上がWAN側、下がLAN側というか下流側にしておくはずなので、上のコンセントに繋げばインターネットにつながるし、下はどこか別の部屋の機器につながっているに違いない。
まさに、ドキュメントには残されていないが、壁に残された前任者(前住民)からまだ見ぬ後任者(新住民)への遺言に他ならないのだ。
当然、オレの自宅にも似たような箇所が複数箇所ある笑

(お父さん) コンセント増設

夏場に使う扇風機用のコンセントのケーブルさばきがずっと気に入らなかった。エアコンの風をかくはんするために昼も夜も回しているので、ほぼつけっぱなしなので、ほぼコンセントは挿しっぱなし。ちょうどいい場所にコンセントがないので、「とりあえず」延長コードで対応してたが、ビジュアルがいけてない。

そして、アイロンもこのコンセントで使っているので、時々抜いたりする必要もあり、それも煩わしい。というわけで、部屋の中央に組んだラックにコンセントを増設することに。

プラスチック製のタップを転がしておけばいいやんけ、とは思うかもしれないけど、それは我慢できないわけで。そしてこんなオシャレなタップが存在しているのも承知の上。

高級品は性に合わないし、常設の配線が床を這うのは見た目が嫌い。というわけで、アマゾンで性に合った箱を購入。

それ以外にも部材をいくつか。何10円とか何100円とか家庭内稟議不要、お小遣いで買える範囲。

部材が到着したので作業を開始。

まずは在庫のステーとネジを使ってボックスをラックに固定。つづいて既存のケーブルが十分な太さだったのでキャビネットに這わせてボックスの中に引き込んでおく。

コンセント部品を枠というか骨に固定して配線。スイッチはちょっと頭使うけど、コンセントは並列に繋げばいいから気楽に。渡り線は手元に単線ケーブルがなかったので棒端子を圧着して接続。

コンセントを固定した骨をボックスに固定してカバーをつけたら完成。ボックスを固定していたボルトが長くてケーブルに触りそうだったので、ショート防止に在庫であったゴムのキャップをかぶせて絶縁。金属枠はこういうところに注意しておかないとね。

鉄パイプの手曲げで配線ならぬ配管もしたかったが、難易度が爆あがありするので、断念。雰囲気だけで満足。

(お父さん) ケーブルの乱れは心の乱れ

オフィスでも家でもケーブル類がごちゃごちゃしているのが大嫌い。もう、面倒くさい爺と思われてるのは自覚しているけど嫌いなものは嫌い。あ、クルマの中でもケーブルが見えてるの、嫌いなので、知人のドライブレコーダ取り付けを頼まれた時でも極力配線は隠匿するようにしている。シガーソケットにブサイクなものがささったままとか許せないんでw。
自宅や職場ではLANケーブルは自分でちょうどいい長さのを作ってごちゃごちゃしないようにしてるんだけど、どうも最近、電源ケーブルがぐるぐるにまとめてあるのが我慢できなくなってきた笑。家のPCとかテレビの裏とかでも他のケーブルはそこそこまとまってるんだけど、電源ケーブルだけがトグロを巻いてるケースが多いのが気になり始めたわけで。やっぱあれか、歳を取って頑固になるというのはこういうことか(違)
というわけで、手始めに自宅のMac Miniの背面でトグロを巻いてたケーブルをリストラすることに。

遠くの壁のコンセントまで延ばすわけじゃあるまいし、すぐそこまでタップが来てるんだから、その長さで十分だよね。
というわけで、短くカットして終端にはU字端子をつけて処理。

ヨドバシで買ったらひとつ99円だったプラグ(商品名は「スナップキャップ」)を装着。

あとは蓋をして短い電源ケーブルが完成。

トグロを巻いてるとケーブルの束のところってホコリも溜まるし、見た目も悪いし、気持ち悪かったので、これですっきり。
他にも照明器具やらスイッチングHUBやら無駄に長いケーブルをどんどんカット。「いつか困る心配」よりも、「今、キレイに美しく」することのほうが128倍くらいだいじと思ってどんどんケーブルを作り直した。春休みの宿題として。掃除もしやすくなるし、一石三鳥くらいだろ、これ。興味ある人、呼んで頂ければいくらでもやりますよー。ご子息にも教えて差し上げますし。