(Run) 健康診断とは

還暦だけどサラリーマンを続ける理由のひとつは毎年必ず健康診断を受けられること。
これ、働く人の権利でもなんでもなくて雇用者(会社)側の義務だからね。
今、在籍している会社は関東ITソフトウエア健保なので、昨年末に人生で初めて山王(赤坂)の健康診断センターで受診して無事、山王御膳まで頂いたりしたわけよ。

ちょっと前までは、事前に検便+検尿キットが送られて来て、当日持参して受付でお姉さんに提出して採取日を確認されるというちょっと意味不明なプレイを毎回やらされたけど、ここは検尿は検査の間に採取で、バーコードのついた紙コップをトイレ内においてくればよくて、検便はキットを当日もらって後日郵送でいいので、ウンコとシッコを誰かに手渡すという儀式から開放される。これ、何気に嫌だったよね、渡す方も受け取る方も。
郵便でウンコ送っていいのか?とは思いつつ後日検便は郵送して2週間くらいしたら結果をダウンロードできるURLを書いたメールが到着。
そこには驚愕の結果が。

まじか。運動不足か。人よりダメなのか。
自慢でもなんでもないけど、去年は1年間で1,691kmを走ったんだが、それでも足りないのか。そして他の人より体力ないのか、放っとけっ!

どこの数値見てこんな判定してんのよ、と診断内容をよく読んでみたら、どうやら事前に回答した問診の選択肢のみで判断しているっぽい。

<1問目の「はい」>
統計情報によればランニングは週に4.5回くらい走ってるし、平均7km走ってるから30分は超えてる。ということからここは「はい」
→これが評価の「現在運動習慣はありますが、」に変換されているようだ。

<2問目の「いいえ」>
日常生活において、1日1時間歩くなんてことはまずない。ランニングはしてるけど、上記の通り、7kmだから1時間には到達しない。だから「いいえ」
→これが評価の「日常の身体活動量が不足気味のようです」に変換されているようだ。

<3問目の「いいえ」>
汗かきなのよ。冬でも割と汗かいてムレムレしてたりするのよ。手先や足先はかじかんでるのに、胴体と頭部は汗かいたりしてるわけ。だから歩くときは極力ゆっくり歩いてるわけ。というわけで「いいえ」
→これが評価の「また、同年代と比べて体力が落ちているようです。」に変換されているようだ。だいたい、ここ、日本語おかしいだろ笑
「同年代の皆さんと比べて」とか「同年代の方と比べて」じゃないとダメだろ。「同年代」は「同年代のXX」みたいに使う形容詞なんだから、それとオレを比べるなんて位相が違うだろ(意味不明)

よく考えたら2問目は「はい」が適切だったのかもしれないけど、1時間をクリアしてないな、と思ったオレのミスなのかもしれない。
とはいえ、この3問でばっさり「運動不足だから早歩きから始めてみませんか?」と提案してくるのはあまりにも乱暴なんじゃないかと思ったよ。
そもそも「1日+10分早歩き」も日本語おかしいだろ笑
「1日あたり、今の運動に追加して10分」くらい書けないもんかね。「1日+10分」=24時間10分、早歩きしたら距離は100km超えちゃうぞ?
あと、「速」歩きじゃないのかな?「早」歩きだと、早朝指定ってことよね?
などと小言が止まらなくなるので、とりあえず歩いて来るわ。

(お父さん)オトナシートでシンクの静音化

キッチンのシンクがうるさい。「ジャー」がうるさい。
この「ジャー」は実際には蛇口や水栓周りから音が出ているわけではなくて、シンクに水が落ちた時のシンク側で発生する音。


ウチは2階の部屋で、こういう音って意外に階下に響いてるんじゃないかと心配になるほど「ジャー」なわけ。
段々気になってきたのでシンクの裏側を確認してみたら、防音シートらしきものは存在していたが、剥がれてしまっていて役にたってなかった。

このシートを除去してこれを貼って静音化を図ろう、という話。


まずは元あったシートの除去。隙間に手を入れたらテープで貼ってあるのを発見。以前にも補修をチャレンジしていたようだ笑

外したシートは除去してしまわずに、隣の引き出し横の隙間に埋めてデッドニングしておいた。
到着したシートは想像よりも1枚が大きかったので、とりあえず3枚使ってシンク裏にペタリっと。

目見当でやったんで、ちょっとすき間あいてるけど、そこは素人工事なんで御愛嬌ってことで。
そしてその効果たるや!絶大!すげーーーー!無音だー!「シャー」しか言わなくなった。わーい!
これはオススメだ。洗濯機、エアコン室外機などにも効果ありと書いてあるので、貼ってみたくなったわー
ここ最近でダントツ効果のお父さん業務であった。

(IT) 謎に見える壁のLANケーブルに見る「遺言」

ThreadsというMeta社が始めたX(twitter)みたいなSNSがあるんだけど、緩く楽しんでいる。
知らない人の投稿にいいねしたり、返信を書き込んだりしているわけだが、なんだか、ちょっと昔の牧歌的なSNSなタイムラインに育ってきたので、心安らかに眺められるようになった。
いいねしたり返信したりした投稿のカテゴリーを覚えてくれているらしく関連する話題をチョイスして表示してくれるので、だれかをフォローしたりしなくても好みにあったタイムラインになってくるのがいいのかもしれない。
ちなみに現在のオレの非表示ワードは「ウインカー」「エスカレーター」「カメラ」「ミラーレス」「一眼」「誕生日」など。
ウインカーとブレーキどっち先だ問題、エスカレーター右は歩け問題、カメラビギナーへのマウント発言などを忌避するためだ。
ブロックしたアカウントは数知れず。

前置きが長くなった。そのThreadsに短期間に似たような写真の投稿があり、にたようなコメントをしてしまったので共有しておく。

最近引っ越して、自宅のLAN配線を自分でやったこともあり、作った人の考えに思い当たることがあったので、それぞれコメントは残しておいた。
思うにこれは、謎でもなんでもなくて、「遺言」であると。
実際には全然違う理由でこうなった可能性はあるが、オレの推理はこんな感じ。

オフィス用のフリーアクセスフロアの部屋の場合はLAN配線は「スター型」にできて、フロアのセンターHUBから各所へケーブルを延ばすことになるが、一般家庭の場合は、スター型の考えはあまりなくて、CD管で一筆書きのように建物の中を蛇行させて通し、それをうまいこと使って配線するしかない。なので、LANを使わない途中の部屋でもケーブルがを経由させていることがある。または、過去にその部屋にHUBがあったが、後日移設された場合でも同じ状態になる。
この場合、壁の内側でケーブルをつなぐ(それはそれで面倒くさい)、または新たにケーブルを引いて(それもかなり面倒くさい)、その部屋には何も出さないことも可能だが、そんな事情はドキュメント化されて引き継がれるわけもなく、後任者や次の住人はまったくわからないので、あらたに担当する(住む)ことになった彼らはLAN配線の変更をしようと思ったらまずは配管が壁の中をどう通っていて、ケーブルがどう通っているかを確認する必要が出てきてしまう。
しかし、写真のように「ほら!ここでLANケーブル折り返してますよ!」というのがわかれば、障害対応時にも便利だし、増設時にもわかりやすい。多分、ではあるが、こういうことをする人は上がWAN側、下がLAN側というか下流側にしておくはずなので、上のコンセントに繋げばインターネットにつながるし、下はどこか別の部屋の機器につながっているに違いない。
まさに、ドキュメントには残されていないが、壁に残された前任者(前住民)からまだ見ぬ後任者(新住民)への遺言に他ならないのだ。
当然、オレの自宅にも似たような箇所が複数箇所ある笑

(IT) メンションに敬称つけるの何なの?笑

facebook、Instagram、XなどSNSだけではなく、Teams、Slackといったビジネスコミュニケーションのツールでもメンション機能ってだいたいあるよね。自分の投稿が誰宛のものかを明示するための機能なんだが、詳細はここでは割愛する。ggrks。
で、このメンション機能、大変便利ではあるのだが、「マナー講師」みたいなデタラメを吹聴して金をまきあげるような人種がいる国ニッポンにはこのメンションに「さん」とか「様」とか敬称をつけないと失礼だ!みたいなアホなことを言い出す奴がいたみたいで、敬称をつけないとクレームしてくる低能層を輩出しているようだ。
バカなの?何なの?
冒頭書いた通り、メンションとはそのツールの機能であってコメント(投稿)の本文の一部じゃないんだよ。
メンションされた相手側にメンションされたことを表示させるための機能。
メールで言えばToとかCcであって本文の一行目じゃないわけよ。
SMSやLINEでSubjectとかToとかCcとか本文じゃない機能部分を認識できない人が増えたのか。
つけたい人は敬称つけて自己満足してればればいいと思うけど、オレはつけないよ。
メールのToに敬称つけたらエラーになって届かないだろ?笑
あれか、英語圏の人をメンションするときはメンションの前にDearとかつけちゃうのか?(余計届かない可能性増)
サカナ君に「さん」つけるのと同じってことよ(違

併せて読みたい:(IT) 件名:メールの件名について

(IT) ITエンジニアの最初の一歩

6月いっぱい人生初の「有給消化」で1ヶ月休んだけど、一瞬だった。そして、その間にこのblogサーバーのmysqldのバージョンアップに失敗して4月~6月のエントリーを失ってしまったこともあり、だいぶ間が空いてしまっている感じになってしまった。
もう、老い先短いので、ネタを選んで書くというよりはもっとフランクになんでも書いておこうと思ったので、日々の雑感を書いておく(以前にもそう思ったことがあったが、なかなか筆が進まないのだった)

妻が某公共機関で若者の就労支援の仕事をしていて、若者の相談にのり、面談へのアドバイスをして、採用が決まった場合は定着支援ということでフォローアップまでしている。

ただし、相談員はほぼ定年退職後の方々で、今のIT業界のことなんてまあわかってない人が面談して昭和のアドバイスをするみたいな図式になってしまうことは構造上しかたのないこととあきらめている。この構造がおかしいことは、今回論じない笑

先日、妻と話していて「ねえねえ、未経験でITエンジニアとして採用された子がね、研修ナシで現場に入れられて打ち合わせの議事録書かされてばっかりだから辞めちゃったらしいんだけど、これってどうなの?」と聞かれた。「他の相談員の先輩(実際の呼び方はもっとヒドイものだったが、ここではキレイに)はみんな、『それはおかしい、未経験採用したら最低半年は研修してもらわなくちゃねえ』という意見が大半で、彼(彼女だったかな?)の退職について大筋合意で、その会社はヒドイ、という結論だったらしい。

いやいやいやいや。

未経験者を採用して、プログラマーにするために研修するなんて、リスク高すぎて、今どき、どんなITの会社だってやるわけないでしょ笑
研修するとしたら、理系または情報系でITリテラシーのベースがあって、そこに自社のお客さんへ売り込めそうなスキルを追加するために数週間から数ヶ月の研修をすることが稀にある程度で、とりあえず現場にいれちゃうのはSIerとしては自然だよなあ、と思うわけよ。
そして、妻の職場の先輩方が判で押したようにいうのは「IT未経験はインフラ監視から」という鉄則。
今人間が24時間365日で監視しているシステムなんて、かなり減ってますよ、センパイ。
アラートが上がったら一次対応は自動だし、待機系に切り替わったりしてその場で人間が対応しないといけないシステムなんて設計が悪いだけよね。
ちょっと回り道したけど、未経験で入って日本語ができるなら、打ち合わせ議事録を書かせるのは全然いいことと思うわけよ。
理由1:そもそも打ち合わせの議事録を起こす案件(顧客)はスジがいいことが多い。必ずいいわけではないけどね。ただ、ブラックな案件(顧客)では議事録はまず存在しないので、最低条件はクリアしているように思う。
理由2:案件の全体像が早く理解できる。議事録を起こしながら質問をしたり、調べたりして何をするプロジェクトなのかの理解が進む。いきなり製造や監視やキッティングに突っ込まれて仕様書やら手順書やら見ているだけだと、ただのレンガ積みにしかならないが、議事録を書くとレンガを積んでる意味がわかってくるはず。当然、当人の意識にも依存するわけだが。
理由3:未経験の若手を一人で議事録担当で現場に入れるなんてことは考えづらくて、必ず現場に同じ所属会社の先輩がいるはずでフォローしてもらえるはず。
理由4:ステークホルダの関係性が見えてくる。これは若手には難しいかもしれないが、プロジェクト内の優先順位や意思決定のプロセスがわかるので、今後のプロジェクトマネジメントに関する知識が吸収できる

というわけで、「ITエンジニア=プログラマ」なんていう刷り込みを就労支援の現場から排除しないと、未経験若年層のIT業界へのチャレンジがうまくいかなくなると心配している、という話。