(クルマ) 修理のセンスの無さに泣く

前回のblogで「もうダメだ」的に書いたけど、皆さんの指摘から
とりあえずサーモスタットを交換してみたら、ちょっと具合よく
なってしまった話。

週末。
ゴミ出して、洗濯して、家族を駅まで送って行ったら作業開始。
サーモスタットは一番まえ側のドーム状のハウジングの中。
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10mm三箇所で止まってるだけ。ネジがすっごい緩く締めてあって、
すぐに緩む。ちょっとゆるめてから、ああ、クーラント抜いとくの
忘れてた、ってことでラジエタ下のコックをひねってジャー。
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まずは、ミス1。
(本当は回収してちゃんと処理しないといけない)

ハウジング外しつつ、一応アッパーホースもはずしておいてみる。
サーモスタット君とご対面。ポッチが手前側なのは2回目の
作業の時にこの写真見なおして気づくなど。
ミス2。
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外して、新旧いっしょに温めて動作確認したけど、旧は87度、
新は79度の刻印があって、温度は違うが、動作はほぼ同じ。
刻印の温度になると上の弁が開いて水が通るようになる。
旧は冷えてる時も開いてしまっているのが唯一の差。これが
壊れてる証拠なのか?
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何故かOリングパッキンが2個入ってたけど、外した方のサーモスタットは
上側にしかパッキンはさまってなかったので、そのようにして装着。
パッキン一つ余らせて作業終了のふり。はい、ミス3。
緩めに締めて、いったん完成。クーラント5リッタ入れて試運転。
近所のホームセンターへニャンコごはんを買いに。

水温は100度をちょっと超えることもあるが、ファンが回って、ちゃんと
100度より下まで戻って来るので、オーバーヒートはしなさそう。
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でも、走っててクーラント臭い。
駐車場でボンネット開けてみたら、サーモスタットハウジングの継ぎ目から
じわじわの漏れてた。この場で増し締めしようと思ってホームセンターだし、
10mmのボックス買っちゃえばいいぢゃん、と思ったらKTCしかおいてなくて、
無駄に高い。ロイヤルホームセンター、こういうこだわりはいいんだけどね。
家に帰ればSnap-onの10mmのボックスがあるのに、ここで10mmのボックスで
1000円は払えない。(あ、10mmと13mmだけいい工具持ってます。あとは安物)
漏れてるのじわじわだから大丈夫だろう、ということで、その場で増し締めは
あきらめて、買い物して帰宅。水温は想定の範囲内を上下。

家に戻ってすぐに作業したいキモチを抑えて洗車して時間かせぎ。
クーラントが高温だから、作業できないから。

ハウジングの10mmゆるめてもクーラントが吹かないくらいになってから
作業再開。よく見たら、パッキン裂けてる。締めすぎた、か?ミス4。
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あまったパッキンが気になって師匠のSあにぃに相談の電話。
「下側もつけるんぢゃない?」
をー、そうかも。ネット徘徊しても、下側にもつける的な記述がみつからなかった
けど、2個あることに理由があると信じて下にも挟んでみることに。
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裂けちゃったパッキンは諦めて、旧い方のパツキンを流用して挟んで固定。
ついでに本体のポッチの位置が違ってたので、正しい位置に直して装着。
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本能トルクレンチで締めすぎないように三箇所の10mmを締めて2回目の試運転へ。

試運転は事前に予約しておいて港南台のオートバックスでクーラーガスの充填。
行く途中、水温は大丈夫。到着後に確認したけど、ハウジングからの漏れも
なくなってたので、いったんサーモスタット交換修理としてはは終了か。
ガスは2本入って2,160円。作業してくれた人、汗だくでやってくれたのに
工賃も不要だし、安い。みるみる冷えるようになってコスパ最高。
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帰りにヨーカドー寄って買い物して帰ろうとしたら、サブタンクから溢れてた。
入れすぎたクーラントが排出される仕組みはあるのだが。
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とはいえ、次の問題点がわかった気がする。

(クルマ) 故障して呆然中

いろんな人から「クルマどうしたんですか?」と聞かれるたびに悶絶してる。
いや、かなり致命的に壊れてます。わかる人が聞いたら怪談よりオカルト。
「ヘッドガスケットが飛んで、クーラントがピストン側に回ってる」状態。
人間で言えば、消化器系の一部に疾患があり、食べ物が通る経路に血液が
流れ出ていて、消化器系にも問題が発生するし、血液も足りなくなる状況。

金属製のパッキンが熱と経年変化でこんな感じになってると想像される。

出展:すずたかWeb( http://suzutaka.fc2web.com/maintenance/0218.html )

現状、エンジンは始動するが、水温上昇が激しく、駅までの往復以外に
使い道がない状況。来週キャットフードを買いに行くのはチャリで行かないと
いけないかも、と予測される。

水温が急に上がるのは、もしかしたら、サーモスタットの不具合の可能性も
あるけど、根本的にはガスケットだと思ってる。

先日のオーバーヒートも、エンジン本体やヘッドに少なからずダメージを
与えた可能性も高い。
メルセデスらしく修理するためには、ざっくり見積もり金額40万円。
それでもこれは、軽傷だった場合の予測でさらに深刻な場合はこの限りではない。
娘が免許を取ったらこのクルマをあげる約束だったのだが、少しだけ間に合わなかった。
ちゃんと直すのは断念した。走行距離ももうすぐ14万kmだしな。

ただ、オイル側にはまだ水は回ってない。先週オイル交換した時も、
目視ではエンジンオイルへのクーラント混入はなさそうな感じだったし。
oil抜いたところ
もしかしたら、すっごいジャンクな方法でなおるかも。
そう、止血剤のような感じのものを飲み込むなら・・・

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しかし、止血剤が他の消化器官に悪影響を与える可能性もある。
そしてその影響の方が致命的になる可能性もある。

さて、と。