(クルマ) 20セルシオのメーターの外し方

最初に白状しておくと、目的なく外したわけではなくて、修理目的だったんだけど、
手も足も出なかったので、掃除だけして戻そうとしたら壊した、という話。
(最終的には元に戻ったけど)

昨晩、ちょっと運転した時、スピードメーターが動いてないことに気がついた。
ネットで調べたら「接触が悪かったらしく、叩いたら治った」的なネタが多く。
どんだけアナログなんだよ、このクルマーと思いつつ騙されたと思って
メーターの上をバンバン叩いたらなんとヒョッコリ動き出したでござるよ。

とはいえ、接触悪いみたいだし、分解清掃してるページも見つけてしまい、
ちょうど雨で何もできないからやってみようかと。

最初のアプローチはメーターの手前下にあるパネルの取り外し。
マニュアル2種類ゲットしたけど、両方よくわかんない(笑)

20_combimeter_remove
マニュアル

組み上がった図で説明しないでバラした状態で説明して欲しいもんだ。
中身がわかれば力のかけ方もわかるのに、上から「このあたり」って言われても、
力ずくで抜いていいんだが、引っかかってるのをはずすのかわかんない。

Cover
BodySide

というわけで、ツメをおらないように慎重に作業してようやく外れた。

続いてステアリングコラムカバーの取り外し。ステアリングを左右に切って
上下のカバーを固定しているネジを緩めて上側のカバーを外す。

Left
Right

あとはメーターの上の2箇所にマイナストライバーを刺し込んでクリップを持ち上げつつ
メータを引き出して来て、背面のコネクター3つを外すとメータは外れる。
Off
メルセデスのW124はスピードメーターのワイヤが来てたけどセルシオは来てない。
スピードはセンサーから信号が来てメーターで表示しているだけでつながってない。
この辺はデジタルなのね。

外したメーターを室内に持ち込んで分解を開始したが、上のページと様子が違う。
Challenge

一番後ろ側にある白いカバーを外すと書いてあるが、ネジを全部緩めても、どうやら
基盤同士を繋いでいるバスのラインが通っていて、ビクとも動かない。
プリント基板も多層を結ぶものもあって、やたらと複雑だ。
BackSide
シロウトはここまでにしておけ、という天の声も聞こえたのと、嫁さんを送って
行く約束の時間まで余裕がなかったので、分解清掃はあきらめることに。
とはいえ、一番手前のスクリーンの内側だけ掃除した。メータ板もちょっと綺麗に。
Cleaning
スクリーンの内側、結構ホコリがたまっててきたなかった。
メーターの針は壊すと高い、と書いてあるにもかかわらずウエスをひっかけて
タコをちょっと動かしてしまった気はしたのよ。
スクリーンも綺麗になったし、組み付けて終わらせよう、と思って
とりあえず配線だけ繋いでみたら、エンジンかかってないのにレッドゾーン直前までビーン。
taco
あーさっきやっぱひっぱちゃったからズレちまったのな。
ということでその場でスクリーンを外してそーっと針を回して正しい位置に。
手応えがなくて、すっごい繊細なのよ、このメーター。

組み付けは様子がわかっているので、外す時の10分の1以下の時間で完了。
いじり壊しの見本みたいな雨の土曜日だった。

(クルマ) W124メータ照明修理

金曜の夜、ちょっと運転したら、途中でメーター真っ暗に。
ヒューズかな、と思ったら、リアのナンバー灯と共通のヒューズは生きてて、ナンバー灯は点灯。メータ内の照明かな?と思ったけど、エアコンのスイッチなんかの照明もついてない。
光量つまみが死んだかな?と思いつつググったら、こんなページを発見。
これだといいな、と思いつつ、作業の内容を調べて、いつも見てるここでメータの外し方を確認。特殊ツール?そういや昔買ったなー、と思って記憶を遡ったが、誰かに貸したっきりになってたはず、誰だっけなーと某なべちゃんに電話したけど無実だった様子。ううむ、もっかい買うか?
オークション調べたら3400円。Facebookで「自分でできるよ!」と言われまくったので、なんとかすることに。ウチのガラクタ箱の中で自転車のスポークみたいな棒を発見して、そいつを使ってみることに。
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なんとばっちり使えてメータが手前に出てきたけど、ここから動かない。

ここまで?

 

配線が引っかかってるというより、もっと太い何かが引っ張ってる。
多分、スピードメータ用のワイヤーだよな、と思って、よく考えた。
ボンネット側からも観察したけど、それらしきものは発見できず。
ミッションから来てるとすると、足元か?と思ってカーペット剥いだらビンゴ。
ワイヤーを止めてるフックを外して、ワイヤがある程度動けるようにして上げるともうちょっとメータ本体が動いて、メータのワイヤを外せるようになった。

スピードメーターワイヤ

このブレーキペダルの奥にあるチューブに守られたワイヤのフックを外して、引っ張られても若干動くようにしてあげると、メータももうちょっと前に動いて、このワイヤの根本を外せる。

メーター外れた

 

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かくしてメータは外れ、問題点があらわに。

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やっぱりお前か。前述のブログと同じ光景が目のまえに。
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ハンダ付けは親父のたしなみ。

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修復完了。
配線を元に戻して、最後にアクセルワイヤケーブルをつなげるところで、かなりスタックしてた。途中、娘とトンカツを食べに行って気分転換。

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狭い隙間から手を入れてアクセルワイヤをつないだので、腕には跡が。
とわいえ、部品代も工具代もかからず、修復できたのは喜び。

最後は預かり物の911と併せて洗車したので、ゴージャスな風景。

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