(IT) 【注意喚起】Gmail(Google Apps)をターゲットにしたスパム

最近では会社のメールもGmailというかGoogleAppsにしているところ、多いよね。
学校もそうしているところもある。
(全然関係ないけど、京都大学のこういう事例があったのも理由になる?のか?)

そうすると、Gmailをターゲットにしたspamというかいたずらが来るので、
注意喚起の意味も込めてその手法と駆除手順を共有。
是非、身近な人に「この画面で『承認する』は押してはダメよ」と
お伝え頂ければと。

題名とか、見かけ上の差し出し人はいろいろだけど、こんなメール来る。
flipora_01

見かけ上は.co.jpで終わるアドレスから来ているように見えるけど、本当に
出して来てるのは info@flipora.com というアドレスということがわかる。
用心深い人なら、これを見ただけで、メールを削除するはず。

「知り合いから来てるし、なんか新しいSNSでも始めたのかな、
 あの人、そんなにネットに詳しそうになかったけど、ま、いいか」と
『承認する』を押しちゃううっかりさんもいるかと思う。じつは、これ、
『辞退する』を押してもその後の動作は同じ。
とあるSNSの会員登録画面へ飛ばされつつ、GmailかGoogleAppsを使ってる人の
場合は、こんなポップアップが開く。
どっちでもない人は、何もおきない。
(そのSNSに登録したらどうなるかは知らない)

Flipora_02

どんなうっかりさんでも、さすがにここで『許可』は押さないと思うんだが、
超超超うっかりさんは押しちゃうみたいね。
よく見て。

「メールのメッセージと設定の表示をこの相手に許可します」え?
「Googleでのユーザーの把握を許可します」いや、マジで?
「メールアドレスの表示を許可します」お、おう。
「アドレス帳や連絡先情報の管理を許可します」きゃーーーーっ!

絶対だめでしょ。
これ、『許可』した瞬間、そのアカウントのアドレス帳、全部持ってかれてます。
そこでゲットしたアドレス帳の中にあったアドレスに対して、また同じメールが
飛ぶわけです。

超超超うっかりさんはこう言います「いや、アタシ、アドレス帳使ってないから」
いやいやいや、Googleさんは一度でもメールを送受信した相手は、
勝手にアドレス帳に登録しちゃってるんですよ、奥さん。
だから、送受信履歴ももってかれてるわけですよ。
そっちの方が実績あるわけだから、
spam送るにはちょうどいいしな。
そしてまた拡散していくわけです。
持って行かれたアドレス帳に入ったアドレスに対して同じ招待メールが。
アドレス帳に登録者がたくさん入ってるMLが入ってたりしたら・・・、
背筋寒くなるよね。

寝ぼけ半分にうっかり押してしまったような記憶がうっすらある方は、この手順で。
(1)「Gmailのアカウントの管理」にアクセスし、
「接続済みのアプリとサイト」をクリック
アカウント管理

(2)「アプリを管理」をクリック
アプリを管理

(3)接続されているアプリやサイトの一覧が表示されるので、
「Friend Connect」や「Flipora – Connect with Friends」のような項目があった場合には
これを削除。
アプリの削除

ここ以外にもChrome,safari,IEなどのブラウザの拡張機能にFlipora関連のものがあれば削除、
PC本体にもFlipora関連のプログラムがあったら、削除。

ただ、これ、削除しても、とっくにアドレス帳は持ってかれてるので、
懺悔なさい。

(実害らしい実害がないのが唯一の救い)

(IT) 【注意喚起】Gmail(Google Apps)をターゲットにしたスパム」への3件のフィードバック

  1. これ、実は本当に SNS で、送信元として表示されている人が、「友達全員を招待する(ただし英語)」というボタンを押しているからこのようなメールが送られているらしいです。Facebook や LinkedIn もスマホのアドレス帳を覗いてそのアドレスに招待状を送ろうとしますが、これの場合は Google の API へのアクセス許可画面をみてもピンとこないところに問題があるかもしれませんね。あと招待状の送信元の偽装をしているので、やはり悪意のあるスパムであることは確かです。

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  3. ピンバック: (IT) 【注意喚起】件名:「セキュリティ警告 」なるメール | お父さんの小言

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