(IT) 紺屋の白袴

IT業界の会社だからって、自分の会社の社内システムが素晴しくて最高だ、なんて会社はまずない。なんでなんだろう、って考えた。

だいたい、うまい料理を作る人が全員うまいものを毎日食べてるわけはないし、素晴らしいプロダクトを作る人が、そういうものを毎日使っているわけではないことから、提供するサービスやプロダクトと自分の普段使ってるものには乖離があるのは、多分当たり前。

とわいえ、IT業界の中で、自社のIT環境をどのように捉えているかは、その会社の経緯やビジョンを大きく表している。
これからシステムの提案を受ける、いわゆる「ユーザー企業」と位置づけられる会社の皆さんは、是非、提案してきた会社の
社内システムのIT化をヒアリングすべき。
「ところで、あなた方、営業マンの業務日報はどのようにシステム化されてますか?」と。

お客様へはクラウドを提案しているのに、自分では使ってなかったり(Amazonさんのパートナーになるためには、自社で使ってないとなれないけどね)、お客様へは「BPRだ!」とかいう割には、自社内はgdgdだったりね。

そういう「IT企業」での不整合が発生するのは、経営してる側のリテラシーに起因しているに他ならない。
「システムに金なんか使ってられっか」と思ってる会社が、お客様のシステム化によって利益を得るとか、どうなのよ?と思う。
そりゃー、BtoCとかで、コンシューマーのお客様なら、提供している会社のITがどうかとかよりもコンテンツの魅力なんだろうけど、BtoBの会社の場合は、そこはちゃんとやろうよ。

自社のシステム化に率先してコストを投下する企業が、お客様へもいいシステムを提供できる、とマジで思う。

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