来年、消費税もあがるけど、それ以外、こんな風に税金について考えてます、という資料(平成26 年度税制改正の大綱の概要)があるのだが、そこに悲しいお知らせが。
エコな自動車の税金をさらに下げるために、「経年車」に対する増税すると。
既にいまでも、毎年払う自動車税は初度登録から13年を超えてる車は1割増しだし、車検で払う重量税にいたっては、13年超で約2割増、18年超だと約5割増。
ちなみにこの重量税、一般的な1.5トンまでのクルマの場合、通常は24,600円なのに対して、13年超は3万円、18年超は37,800円だぜ?(泣)
それに対してエゴカーはゼロとか数千円とか。
旧いクルマ、今でも割増なのにさらに上げるってどういうことよー!
旧い車をコツコツ直して乗って何かいかんのか。
何十年も鉄クズにせずに乗ってることがエコだろ、って。
電気自動車を新しく作るにも、数年後に寿命になる大量のバッテリを処理するにも、環境へ多大なる負荷をあたえ、それに乗ってる人だけが燃費よくて得をする、「エゴカー」と言ってもいいくらいだ。
とはいえ、新しい、燃費のいい、走ってる間だけを見れば化石燃料車よりも空気を汚さないエゴカーを買いたかったり、売りたい人はいるんだろう。
そんな人の税金を安くして買いやすくしてあげることは、一万歩譲って許す。
しかし、旧い車を持ってる人の税金が割増というのが理解できないし、我慢できない。
じょうだんぢゃねえ。
聞くところによるとアメリカやヨーロッパでは、旧いほど税金が安かったり、いらなかったりするらしいし、新しいエゴカーで本当の意味で「おもてなし」ができる国になれるのか、と問いたい。責任者出てこい。
この不合理な割増、ちゃんと反対しないと、どんどん高くなっちゃう気がする。
ゼッタイおかしい仕組みでしょ?これ。
あ、エゴカーオーナーの皆さんに個人的な恨みはありません。
さらにつけくわえると、この大綱には、「ベンチャー投資の促進」みたいないいお知らせも載ってる。
○ベンチャー投資促進税制の創設
・ベンチャーファンドを通じて事業拡張期にあるベンチャー企業へ出資した場合、その損失に備える準備金につき損金算入を認める(出資金の 80%損金算入)
というわけで、経年車の増税に反対してます。